なぜ浄水器の捨て水が必要なのかご存知でしょうか?筆者は捨て水を都度する必要性を知らずに、何年も使っていました。なので、せっかく体にいい浄水器の水を飲んでいるなら、本当にキレイなお水の状態で飲んでいただきたく、本記事を書いています。
結論から言えば、浄水器を通した水をすぐに飲む前に、10秒ほど捨てることで雑菌問題から身を守ることができます。浄水器の中に溜まってたお水は雑菌が増えている可能性がありますし、銀イオンが含まれているかもしれません。
捨て水について、なぜ必要なのか、捨てない場合にどのような問題が起こるのかについて詳しくご説明します。
捨て水とは何ですか?
捨て水とは、浄水器を通した最初の水を捨てることを指します。浄水器は、水道水から不純物や異物を取り除き、安全で美味しい水を提供する役割を果たしています。
浄水器を購入して最初に水を通す場合、浄水器のフィルターには微量の異物や浄水器自体の材料からの微量な溶出物が含まれます。メーカーや機種にもよりますが、10分ほど水を出してください等の注意書きがあるはずです。
買って最初に通すお水は見た目には、活性炭フィルターの色=黒っぽいお水が出てくることが多いです。この色が透明になるまで水を通すのが良いです。
また、毎回飲む前には10秒ほどお水を流してから飲んだ方が安心です。浄水器内の通路や内部に溜まっていたお水は、雑菌が溜まっている可能性があるからです。
フィルターに使用されている銀が銀イオンとして溶け出している可能性もあるので、金属アレルギー予防にも出し始めのお水は捨てた方がいいでしょう。
捨て水しない場合の問題
捨て水をしないでにすぐに飲むとどうなるのでしょうか?
捨て水を飲まずに直接浄水器の水を飲んでしまうと、以下のような問題が生じる可能性があります。
雑菌や微生物の摂取
捨て水には浄水器を通過する過程で取り除かれるべき雑菌や微生物が含まれている場合があります。これらを摂取することで、消化器系の問題や感染症のリスクが高まる可能性があります。抵抗力が弱っているときや、子供やお年寄りにはなおさら注意ですね。
捨て水の適切な捨て方
捨て水をどのくらいの時間捨てるべきなのでしょうか?
結論から言えば、捨て水は最低でも10秒間は捨てるべきです。この時間は、浄水器の初めの一部分を排水することで、不純物や雑菌の濃度を下げる効果があります。長期間浄水器を使わなかった場合は60秒間捨てることをおすすめします。
具体例としては、以下のようなケースが考えられます
日常的な使用時:浄水器を使用する前に水を出す際、最低でも10秒間は捨てましょう。これにより、浄水器を通ったばかりの水がでてきます。
長期間使用していなかった場合:浄水器を長期間使用していなかった場合、60秒間捨てることで、浄水器内の水の古さや可能な雑菌の存在を除去することができます。
これらの時間は一般的な目安ですが、浄水器のメーカーやモデルによって異なる場合もありますので、取扱説明書やメーカーの公式ウェブサイトを参照してください。
捨て水のメリットは何ですか?
水を捨てるなんてもったいないよ、と思われるでしょうから、その水は飲み水や料理以外に活用すればOKです。
捨て水をすることには以下のようなメリットがあります。
不純物の除去
浄水器のフィルターには、浄水器が除去するべき不純物や異物が残っている可能性があります。捨て水をすることで、フィルターに残留しているこれらの不純物を除去することができます。初めの水を捨てることで、より高品質な浄水を得ることができます。
浄水器の溶出物の除去
浄水器の材料から微量な溶出物が水に溶け出すことがあります。これらの溶出物は健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、捨て水をすることで溶出物を除去することができます。
日本の大体のメーカーはフィルターに銀を添加しています。銀イオンを少しでも摂らないようにするためにも捨て水が必要です。銀の悪影響に関して、記事を書いてるので、ご参考下さい。
【浄水器のメリット・デメリットを解説】銀不使用の浄水器で安心に水を飲みたい方へ
風味の改善
捨て水をすることにより、水道水やフィルターに含まれる不純物や異物の風味を軽減することができます。初めの水は比較的風味が悪い場合があるため、捨て水をすることでより美味しい水を楽しむことができます。
結論:浄水器の捨て水が必要な理由
浄水器を使用している人は、捨て水の重要性を理解しておくことが重要です。浄水器を通した水は、最初の一部分を捨てることで、不純物や雑菌を排除することができます。最低でも10秒間は捨てるべきであり、長期間使用していなかった場合は60秒間捨てることをおすすめします。
浄水器を導入したのであれば、正しい使い方で美味しくて健康や美容にいいお水を飲んでくださいね。